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モールトン博士に捧ぐ
By admin | 12月 18, 2012
You’ll know that I love you so much forever, my dear Dr. Alex Moulton…
僕が志す工学の師匠として長年敬意を表していた Dr.Alexander Eric (“Alex”) Moulton が、去る昨年暮れ押し迫る12月9日に永眠された。氏は享年92歳であった。ご臨終の際、氏は家族と友人に見守られながら安らに旅立たれたとお聞きしたことが何よりの慰めであったと想える。
モールトン博士の死を悼み、ご冥福を心よりお祈り致します。
この訃報は17日になってからアナウンスされたものであったが、遅延することなく接することが出来たのは親友のコミュニケーションの妙によるものであった。しかし・・・僕はとても悲しかった。。。
僕は、おもわず、野戸へ
「偉大なる奇才、クリエーターでありエンジニアであるモールトン博士が亡くなりました。とても残念です。。。」
と呟いてしまった。
すると、
「。。。また1人、特別な才能をもつ人を失った地球・・・。」
とレスポンスしてくれて慰めてくれた。
これは単に僕の勝手な想いに過ぎないのだけれども・・・、
僕はモールトンという自転車たちを以前に知り、モールトン博士の工学者としての志と行動について知ることに勤しんで、後に博士のつくられた自転車たちに接することが出来きた。だから、もしかすると・・・、
モールトン博士にお逢いできるのではないだろうか?
という可能性があることを楽しみとしていた。これは、僕にとって、創造的、創作的及び工学的な励み;エネルギーになっていた。だから、今回の出来事に接したとき、実は予感をして覚悟もしていたことであったが、一気に失速感に囚われてしまった。。。
このところ、工房には3台のF、3台のAM、それから、Dr.Fujitaからレストア依頼にてお預かりしているもう1台のFを併せて、モールトン自転車の古株らが7台が出入りしたりしている。(Dr.Fujitaからお預かりするF以外は私物である。)
これらは、長い時間を共にしヤレさせてしまった個体や、ほぼミュージアム・コンディションを保つ個体、レストアを済ませた個体、レストアしてくれよと待つ個体、或はに最近になってやって来てこの先の長い付き合い方について応答中である個体等々である。様々なキャラクター、コンディションやカラーリングについて様々差異のある奴らが集まっている。
(工房には、モールトン以外の自転車達も案外多く生息しているが。。。)
元々、モールトン博士のつくられた自転車達は、当初のモノからどれも撓まない高剛性フレームを与えられており、サスペンションで吊られる小径ホイールとで車体でかたちづくられていて、一般的な自転車の造形概念では受け入れられてもらえない異端的造形を成していた。従って、この自転車達は、良くも悪くも常に他の自転車らと良いコントラストをつくる。
一方、モールトンらにも世代毎に特異ある形があって、彼らだけでも賑やかで、何とも色気があって面白いものである。そのように何時でも関心させられる。これは、恐らく、偏にモールトン博士の柔軟なる思考性と偉大なる創造力と具現力とを端的且つ良く表す様であろう。
このところ・・・、我がCooperの置換えパーツ等を物色している。
先般、Moulton Smootha ride キット(モールトン・デベロップメント社製ソリッド・ラバーコーン使用)が目に留まった。コイツはいつ見ても、造形的な特異さに「なるほど・・・。」と一考させられ、納得させられる不思議さを持っている。端的にいえば、他にこの様な造形と組成をなすサスペンションはほとんど見受けられず、従って、一般的には、凝視して推理力を働かさなければ何の為のパーツであるこか判断しにくいモノであるといえるだろう。
そういえば・・・、
先日、院生の阿部くんとAM-Speed(531チュービング仕様)とAPBの2台を弄りながら話したとき、Newパイロン・シリーズのフロント・サスペンションに使用されるコンパクトなラバーダンパーの妙ついて話が弾んだ。ここには、理尽くめの究極感のある造形がなされているけど、裏腹に美的な捉えにくさがあるだろうと・・・。ココが肝であり、造形は、即ち博士の工学的スピリットの究極的追い込みによってなされたに違いないだろうという推理で収束して意見が合ったりした。
「ツベコベいわずに乗ってみなさい。それから話し合いましょう。。。」
博士がその様にエスコートして下さっている様が、造形として、そのに在るように思えたりする。
なるほど・・・、
博士の携わったモノ全てには博士の志向と意志がしっかり存在している。その様に感ずる。
今も以前と変わらずに具化されたモノ達の中にはモールトン博士の具化創造が在り、それらは生きている。
工学に資するモノ達の究極形態は、この様でなければならないのだろうし、この様に図られなければならないだろう。そう、犇々感じるに十分なエネルギーが、例えばのこれらにはあるようだ。
僕がモールトンのAMシリーズを知った直接因子は忘れてしまった。結構前であり、確か、1984とか1985年頃のことであったと思う。恐らく、AM7が紹介され始めた頃であっただろう。
AMのフレームは立体マルチトラス構造体となっており、学校を卒業したか、就職し間もなくて実務が分からずに右往左往していた時分ではあっただろう僕には、土木工学上の橋梁という素敵な構造物ほか、クレーンのブーム、Bimotaのトラス構造を用いたペリメターリー・フレーム、マセラティーがやっていたバードゲージ・フレーム等で多肢に渡り頻繁使われていた3Dトラス集合体のそれらと全く同一の構造体系をとったものと写った。このことで、AMモールトンは一挙に僕に親近感を覚えさせるモノになった。
もう一つ、僕には、モールトンをより身近に引き寄せてしまう事実要素がこの後日間もなく起こった。
モールトン自転車の日本総代理店である富成さんのダイナベクター社が、僕の当初の出向先であった設計会社の入る雑居ビルディングの2軒先に在ったことを知ったことである。出向先へ出勤した翌日の出来事であった。英国2輪車であるトライアンフをリビルトしながら販売或は整備について実直に行っておられた富成さんの工房(1F)のウィンドウにAM(恐らくAM7と推定)が飾られていた。このアピアンスは衝撃そのものであった。間もなく、真っ白なSpeedがここに加わっていた。。。
富成さんは、あるとき、僕のだから・・・といって、
「そこら辺を走って来たらどうです?」
と僕にspeedの試乗をさせてくれた。富成さんは、とても寛大でフレンドリーできさくな方だったので拍子抜けして驚いてしまった。
しかしながら・・・、
僕はその当初当時頃、BikeといえばKawasaki一辺倒であって、Z2、FXやらZ1を乗り廻していた兄ちゃんであったから、富成さんの工房に近づくことなど敷居が高すぎ+バリヤーありで、物理的近所性:好ロケーション性等の本来の有効要素について、自らで尽くキャンセルさせていた。第一、僕には資力もなかった。ダイナベクター社の脇を通ることは目を逸らすことを余儀なくさせる緊張で固まるときであった記憶が生々しくある。
そんな富成さんは、ちょっと以前になるが、やはり同じくして、
「別に何処でもいいですから、自由に走ってきて下さい。良いですよ。。。」
「コイツはよいです。」
と恐らく、国内に1台しかなかったろうご自分のDoublePylonの試乗をさせてくれた。
また、富成さんから当時この様なことをお聞きした記憶がある。
「英国人は頭が良いが、機械的な詰め方が甘いから、損をしている。」
「一方、日本には、例えば、ちゃんと英国2輪車を整備して乗れる技量をもったヒトが少なすぎる。」
「そう思いませんか?」
特に工学に基づく技術については常に研鑽されて、伝承・継承されなければならないと僕も思っている。何故ならば、研鑽されなければ(怠れば)後退して、自然淘汰される傾向がみられるからである。何時でも探求することを止めてはならないだろう。
この辺りの懸念事項について、富成さんはしっかり気付かれていたのである。
「ちょっとしたプランがあるんですよ。」
といわれて、富成さんから「トリニティースクール」設立の案内書を間もなく頂いた。今から20年以上前のことである。
富成さん直筆によるこの案内書は、今、僕の宝物のひとつであるのだが、実に先進的な構想を持たれておられたことに今思い起こしてみても脅威を感ずる。この後間もなく、富成さんは「トリニティースクール」を開校(開講?)された。実に凄いこと、素晴らしいこと、素敵なことである。
僕は、講義に自分の自転車のうちから、構造力学的・機械機構的に特色あるモノを2~4種類ほど同時に比較観察出来るように教室に持ち込んで構造系観察用教材として用いることをほぼ毎年のように行なっている。今年は、Kestrel-MXZ(エレベーテッド・チェーンステー仕様のワンピース・カーボンモノコックフレームのMTB)、AM-speed(531チュービング)及びAM-APB(Spl)の3車を用いた。この今回意図は、フレーム組成:3Dラーメンvs3Dマルチトラス構造体の構造差異の観察、及びマスプロダクトとワンオフとの製造化組成差異の観察であった。また、モールトン博士という奇才な一工学者が生涯を掛け研究開発に没頭した姿勢について語らうことであった。
学生諸君には、品位の高い良い例えについて数多く触れてもらうチャンスを提供したいと常々思っている。今年は、丁度よタイミングでモールトンについて魅せることが出来たかもしれない。。。
僕が最初に所有したモールトンは初期のAPBであった。そして、このモールトンはフレームキット組成であったので、走り出せるように自分で組むのにかなり時間が掛かった。一応、走れる形になったのは、兵庫県南部地震(1995年)の直前の平成6年12月であった。このAPBは、当時の当初仕様から少しずつ街乗り普段用にパーツを換装しながら仕様変更を図っているが17年経過する現在においても、手持ちの自転車の中で出番が一番多く、輪行を散々してきて古傷も多い。
そいえば・・・、
不謹慎ではあったのだが、このAPBを輪行させ連れ立って被災現地入りし、復興作業計画のための初頭踏査(復興計画の為の現地調査の初段)を行ったことが印象に残っている。当時の現地は、震災直後から公共交通機関、公道及びほぼ全てのインフラ等が壊滅状態になるほど破壊し尽くされており、交通規制の管制についても敷かれていたことから、現地での行動に制約条件は多かった。(公用車といえども、自動車による現場アプローチも図るべきではなかった。)
そこで、AMのトランスポート・スリーブス(輪行袋)に不整地走行の出来るAPBを詰めて、新幹線と在来線で輪行して近づき、あとは自走する方法で現地入りして、約50km程度/日×1週間の現場行動を図ってみた。(これは功を奏し計画作業を熟せた。)
APBの唯一の欠点といえば、輪行の際の重さにあると思う。トランスポート・スリーブスが大分くたびれて穴が結構空いてしまったのは、この所為かも知れないが、これ以外、一般のAMと何ら変わらないユーティリティー性を有す優れものであり、良品のハンドツールと同様にして真に一生ものである自転車といえようと、僕は惚れ親しんでいる。
僕は、モールトン博士の意図した「クルマのトランクに仕舞える2分割式フレーム」組成の大信者及び崇拝者である。この組成がない場合、AM達は大抵Miniに簡単に同乗させられないし、大得意な輪行出来ないので、AMの魅力は半減しようものと考える。
AMの2分割式フレーム構造に効う輪行は、とても素敵なスピードを有しており素晴らしいパフォーマンスを常に発揮するものである。ワイヤーカップリング(モールトン・カップリング)を3つ外して、ロアコードのロックナットを緩めて、アッパーコードの節点を構成するフィキシングボルトを緩め引き抜くことに要する時間は約1分程度である。また、(例えば、クイックカプラー式)ペダルをクランク・アームから外し、シートをシートポストごとシートチューブから引き抜いて、ハンドル周りをハンドルポスト・フィキシングボルトを緩めて回転させたとして、専用のAMトランスポート・スリーブスに車体前部と後部を別々に仕舞いこんで、2つの袋を束ねて担ぎ輪行を開始するのに必要とする時間は、(慣れを要すが)概ね10分とか15分の範疇にある。この作業速度については、他の輪行袋詰め等の輪行パッキングを要するスポーツ車の追従を許さないだろうと思われる。
例えば、スポーツ車による輪行パーティーの後から駅前に陣取っても、このパーティーが呆気にとられる程スピーディーでスマートな輪行が常に図れる可能性が大きい。従って、後からやって来て先に出発できる訳である。
ここで改めて申したいことがある。
是非、AMシリーズで輪行をenjoyして頂きたい。
これによりAMの存在は、よりオーナーに近づいて、唯一無二のものに特化しゆくだろう。
僕はそう考えている。
因みに、AMトランスポート・スリーブスは、我が国で使う場合には不都合になろう事が多く、案外、ハンドリングが悪く感ずる。特に、肩に掛けて持ち歩く場合の重さ具合はとてもHeavyになる。これは、動的慣性モーメントが大きく働くジオメトリーをとることになってしまうからである。動的な不安定さもここに加担される。専用エンベロップスは、AMエンブレムが付いているし、ソレと分かるかたちを成しているのだが。。。
そこで・・・、
僕は思い立って、別車で愛用していたOstrich製の輪行袋(HeavyDutyなロード520)に、車体前部と後部とを縦てパッキングして、体からなるべくオフセットしないように肩掛けして持ち歩けるようにアレンジしてみた。。。
これは大正解であった!! 理論と実際を一致させた瞬間、そんな感を得た。。。なぜ?もっと早く試せなかったのか自問した程、嬉しかった。楽しく輪行できる転機を創出できたのだ。
阪神淡路大震災勃発の時分から遣っておれば、かなりの労力を他にまわすことが出来たのだろうに・・・。
愚痴になってしまった・・・。
が、輪行に挑まれようと思われた向きの方々は、かたちに囚われることなく、是非、下述する様にして輪行系モールトンを楽しんで頂きたいと切に思う。
1.2つに割ったご自分仕様のモールトンの2つのアッセンブリー体を縦に仕舞える大きさであり、且つシッカリした生地で出来た汎用輪行袋見出してこれを購入すること。
2.このとき、キャリア、バック類は輪行パッキング時に脱着する覚悟をして、巨大化する輪行袋の選択傾向に歯止めを掛けること。
3.この輪行袋には、出来うるならば、Rディレーラー部位を変形或は破損を防ぐためにRアッセンブリー体についてはリアエンド側を上方に、Fアッセンブリー体のステアリングチューブ側を下方にする様にパッキングすること。
4.全てのモールトンの分割パーツを内包するよう丁寧にパッキングを済ませた輪行袋は、輪行して歩行移動する際に体からなるべく離さず沿うように、出来うるならば、肩掛けした側の腕でこの輪行袋を外側から体に寄せ付けるように支え連行すること。
5.パッキングするパーツ群に過剰なインシレーターの付加を避けること。マスを拡大化して良好なバランスを得にくくなる。必要最小限のインシュレーターをクレバーに配備させたい。
上述した1.~5.は、僕の考えるハンドリング性向上に務められる措置の一例である。輪行時の快適感:安定性、ハンドリング性及び安全性等の向上を図るための見極め(境界条件)に当たるだろうと考える。この思考性(指向性)について一考し実行して頂けるならば、きっと恐らく、輪行は以前より楽しくなり、輪行機会を増やすチャンスを得ることが出来るだろうと思われる。
(AMトランスポート・スリーブスの仕様は、愛車のトランクにてAMをトランスポートに使われるならば、最適化するだろうと考える。)
ここで・・・、
チョップしローボーイ化し剛性とスピード獲得に特化させたSpeed、及び非分割式AM等については、元々の組成を異とした別コンセプトの製品であるので除外視している。失礼。
モールトン博士の素晴らしいところはいくらでもある。
例えば、モールトン・バイシクルズの後継者である氏の甥の息子のショーン・モールトン氏に以前から会社を守る体制を上手に図られていたこと。このことによって、モールトン博士の意志と50年に及んだ研究成果は伝承されていくのでしょう。技術の研鑽とこの伝承については、工学者の役割使命の大切なところであることから、この速やかなる判断、行動及び行為は私的に羨ましく思えてならないものである。この博士のアクションだけすら感嘆に値するものである。
また、モールトン博士は理想の自転車を研究し続けて、この時間は半世紀に及んで、この最中に Trail and error を繰返し、研究成果の一端として、現在あるモールトン・バイシクルの組成を得たのだろう。。。博士のこの最中の行動、すなわち、理念と信念に基づく研究を図り続け、研究域を超越脱し進展させて、一般にデリバリーできる商品をつくることなど、真なるレアー・ケースに他ならない。
高々1馬力に満たない極小エネルギーしか発生できないヒト:パワープラントを用いる自転車が、望んだ最高の効率により、高品位な走行性能を獲得出来るように特別な機能を厳選し組合せ誂えたモノがモールトン・バイシクル達だろう。エラストマー単体或は液体兼用のハイドラステックなモールトン・サスペンション装着を必要とさせた17inch(ETRTO369)という特異的小径ホイール、この組成を活かすために高剛性化を狙ったフレーム組成:大口径ビームによる2D的ラーメン・フレーム⇒小口径コードによる3Dマルチトラス・フレームによる造形とした様である。ここには、未だ破られない世界最高速度記録を得たスポーツ走行性能のほか、シルキー・ライドと称される絹のように滑らかな乗り心地が備わっている。一般的にはマルチパーパス性も付随されている。こんなパッケージングを有す自転車が他にあろうか?
恐らく、僕は、この先の五体満足でイられる間にモールトン・バイシクルズを手放すことはなかろうと思う。これは、僕の専門である構造力学の範疇にモールトン・バイシクルズが良く収まるからであり、嗜好する機械工学的にみても魅力的なパッケージングを有すからであり、教材に用いられるほか、無論、fun to ride でイジっていても楽しいからである。
このあり方については、Miniの場合とほぼ同一となろう。イシゴニスとモールトンという奇才たちがチームプレーしなければ、Miniという組成のクルマは存在しなかっただろうと思えて仕方がない。こんなにアイディアの凝集し大成たパッケージングをもって、fun to ride で、イジって寄り添わせて、見て楽しいクルマは他にはなだろう。僕はずっとこの様に思っていたし、これが止まない。
しかしながら・・・、
僕の両者のあり方については、ラバーコーン・サスペンション組成が同じであって両者共にモールトン有りきだから・・・、という単純意図による判断に基づかないところにあることをここで記しておきたい。そんな単純明快な工学による組成では在り得ないだろう。
よくよく考えてみるならば・・・、
先に記した様に、僕の常用しているAPBの使用期間は20年に満たないが17年である。この17年という時間については、短いものか、長いものなのかという客観的把握が難しい。実際、僕には短く思えて、まだまだイケると思う次第である。先日、この時間のスパン概念について学生と雑談するうちに学業の世界で例えと把握しやすいことが分かった。大凡、我が国において勉強する期間を考えると、
(小学校:6年)+(中学校:3年)+(高等学校:3年)+(大学等:4年前後)=約16年前後
となろう。そこで、僕のAPBの躍動期間である現在までの17年というものは、小学生が就職して成人になる間に掛ける時間の一般値にほぼ等しいことになり、案外長かったという概念が得られる。自分の周りを眺めてみると、この様にして長時間連れ添えるモノの存在が案外希薄、稀であることに気付いて頂けるだろう。。。
自転車という一番ヒトに側近して沿う機械は、ヒトのつくり得た大発明品である。そして、モールトン・バイシクルは大した機械で素敵なモノである。僕は、更に17年の履歴を倍程に伸ばしたい気持ちがあるので、メインテナンスにも今後共励んでいきたい所存である。
My dear Dr. Alexander Eric Moulton,
I love and respect you as teacher of the engneering works and senses. You’re great inventor, creator and engneer of talent or gift. Please stay with me in my engneering, always and forever.
Thank you so much, sir.
Yours sincerely,
Takashi Seki
2012.12.18
Topics: 工房日記, 自転車&バイク | コメントは受け付けていません。
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